ゆめいろ

飛び込んだ、Blue

来年も 再来年も 今以上に君が好きで

 

三浦春馬くんへ

 

お久しぶりです。昔は春馬くんに会うときにはいつも手紙を書いていたけれど、いつの間にか書かなくなってしまってました。最後に渡したのはいつだろう?年々、言葉にすることが苦手になってて、拙い文章を渡すくらいなら渡さなくてもいいか、と思っていたけれど、やっぱり渡しておくべきだったのかな、伝えておくべきだったのかな。でも、変わらず春馬くんに会えるときには会いに行ってたし、ずっと好きでした。今も、大好きです。今日は、今まで渡してきたやつより少し長めの手紙を書かせてください。

 

初めて春馬くんの名前を知ったのは、2008年の3月頃でした。当時通っていた専門学校に「三浦春馬が撮影で来るらしいよ?」って話を聞いたとき。ジャニーズしか知らなかったわたしは、あなたの存在を知りませんでした。第1シリーズから大好きだったごくせんのキャストとして出演したことで存在を認識して、2話のヤンクミに心を開くシーンで一気に惹かれたのを覚えてます。それからひたすら『三浦春馬』で検索をかけて、すでに発売済みだったファースト写真集を本屋さんで買ったときは、とってもドキドキしたし、わたしはもうこれはきっと多分、相当好きなんだ、と自覚した瞬間でした。

当時髙木くん担当だったお友達と、ごくせん最終回の日にズムサタのスタジオまで見に行こうと誘われて、初めて生の春馬くんを見たときは本当に本当にかっこよくて、周りはほとんどジャニーズ勢のファンなのに、ずっと「春馬くんかっこいい…!」って言ってたから相当浮いていたと思います(笑)生放送の収録が終わって、春馬くんは最初にカメラマンさんや周りのスタッフさんにありがとうございました、って会釈をしていて、そのあとギャラリーの多さに驚いた顔をして、少し控えめに手を振り出したとき、ああこの子は周りの人に感謝を忘れない子なんだろうな、すごくいい子だな、と思ったこと、忘れられません。

その年、2冊目の写真集の発売が決まって、握手会があったのに、学校の文化祭と重なってしまって行けなくて悔しくて、でも春馬くんが頑張ってるならわたしも頑張る!と、初めて実習のチーフになってみたりして。なんとか無事に文化祭公演が終わってヘトヘトになりながら帰ってたときに、まだ春馬くんの握手会が続いてるという情報を見て驚愕したのも覚えてます。多分もう夜9時近かったと思うのですが、来てくれた人みんなに丁寧に対応しすぎたのであろう春馬くんの握手会は延びに延びまくってて、会えなかったことは悲しかったけど、本当に優しい人なんだな、また会える機会があるといいな、と思いながら駅のホームに降りた瞬間の風の冷たさや景色も、本当についこないだのことのように思い出せます。

 

忘れられない思い出といえば、2010年の『君に届け』。初めての単独イベントだった20歳のバースデーイベントのとき、これから撮影に入りますって話をしていたら「風早くん頑張ってね!」ってファンの人が声をかけたときに、春馬くんが突然泣いてしまったという話。わたしはその回に入っていなかったけど、入っていた友人から聞いたときは胸が苦しくなりました。人気漫画の実写化ということで、賛否両論あったのはわたしも知っていて、きっと春馬くんの耳にも届いてて、もしかしたら悩んでいたのかな、プレッシャーだったのかな、って思ったら「春馬くんなら大丈夫!風早くんピッタリ!楽しみ!」としか思ってなかったわたしは、春馬くんがどんな気持ちだったのか考えられてなかったことに少し落ち込んだりもしました。

だからこそ、見届けたかった。初めて、エキストラに参加しました。初めて、完成披露試写会に行きました。初めて、舞台挨拶に行きました。春馬くんの演じる風早くんが本当に大好きになりました。その年のハンサムLIVE、春馬くんのソロ曲はflumpoolの『君に届け』でしたね。晴れやかな顔でうたう春馬くんを見ていたら、思わず泣いてしまったし、ちゃんと乗り越えられたのかな、と思えて嬉しかったです。

 

春馬くんは、とっても真面目で誠実で一生懸命で、だからこそ、悩んだり思い詰めたりしてしまうところがあるんだろうな、って思っていて、そういうところはわたしはとても心配ではあったけど、だけど、そういう人間味のあるところがまた春馬くんの魅力で愛おしいと思えるところなのも事実です。春馬くんもわたしと同じように悩んだりしながら生きてて、だけど、会う度に、かっこよくなってる、歌が上手くなってる、ダンスが上手くなってる、演技が上手くなってる、本当にすごいなぁ、っていつも驚きと共に尊敬してます。春馬くんのことを好きになったときに「俳優さんの応援なんてしたことないから、どうやって応援していけばいいのかわからない!」って思って戸惑ったけど、そんな心配必要ないくらい、ずっと活躍してくれてたから、春馬くんを応援することはわたしにとって当たり前で、きっとずっと変わらず好きで応援していくんだろうなぁって思ってます。

 

だから、どうか死んだりしないでください。春馬くんの演技がもっと見たいです。舞台も映画もドラマも見たい。歌だってもっと聴きたい。また、会えるときが来たら「ずっと大好き」って伝えさせてほしい。これから先、わたしがどんなに長く生きても、コロナウイルスが終息してまた当たり前にエンターテインメントが溢れる世界になっても、そこに春馬くんがいないなんてつらすぎる。

でも、この気持ちも、もしかしたら春馬くんを苦しめていたのかもしれないと思うと、本当にファンって無力だなぁって思います。でも、春馬くんのファンでいることはわたしの誇りで、こんなに素敵な人を好きになれて本当に幸せで、これから先もずっと、わたしは春馬くんのことが大好きです。いつもありがとう。

 

2020.07.18より前に届けたかった2020.07.19のわたしより